ダニの種類と被害、症状について
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ダニの種類と被害、症状についての紹介です。
主なダニの種類
・ チリダニ ・ ツメダニ ・ コナダニ ・ イエダニ ・ 顔ダニ(ニキビダニ) ・ ヒゼンダニ ・ ツツガムシ
ダニの種類:チリダニ
チリダニの特長

チリダニは、ハウスダスト(室内のほこり)の中に含まれる、ヒトの垢やフケ、カビ、花粉、食品屑、昆虫の死骸など等を食べています。 ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類が、チリダニの主な種類として挙げられます。
チリダニは、特に寝具やカ−ペット等の、ほこりがたまりやすい場所で大量発生する事があります。
チリダニの糞や死んだチリダニの破片がアレルゲン(アレルギーの元)となり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こす事があります。
チリダニによる被害、症状
アレルギーを起こしやすい人が、アレルゲン(チリダニの糞や死んだチリダニの破片)を吸入すると、アレルギー反応が起こる事があります。
アレルギー反応による症状の例として、鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、結膜炎などの症状が挙げられます。
ダニによるアレルギー反応は、花粉症によるアレルギーの様に特定の季節にアレルギー反応が起こるのではなく、一年を通じてアレルギー反応が起こるという特長があります。
ダニの種類:ツメダニ
ツメダニの特長

ツメダニは、チリダニやコナダニ等の他のダニの体液を吸って生きているダニです。
ツメダニの主な種類としては、フトツメダニ、ホソツメダニ、アシナガツメダニ、ミナミツメダニが挙げられます。
ツメダニは、新築してから2〜3年程度経過した、コンクリ−ト造りや密閉性の高い家屋等で多く見られます。
ツメダニは室内では比較的数が少ない種類のダニですが、ツメダニのエサとなるチリダニやコナダニ等のダニが増えると、ツメダニも大発生する事があります。
ツメダニによる被害、症状
ツメダニは、刺された時はなかなか気がつきませんが、ツメダニに刺されてから1〜2日すると、赤く腫れてかゆくなる症状が出ます。
ツメダニに刺される部位としては、膝、股、腕のやわらかい部分、脇の下、首から胸などです。
ツメダニに刺されたかゆみは約1週間ほど続き、ツメダニに刺された跡がしばらく残ります。
ダニの種類:コナダニ
コナダニの特長

コナダニでは、新しくできた団地や初秋の頃に、“動く白い粉”が部屋中に広がるという「ダニ騒動」が起こる事があります。
コナダニの主な種類としては、ケナガコナダニ、ムギコナダニ、コウノホシカダニ、サトウダニなどが挙げられます。
コナダニは台所の食品のほか、畳の芯のわらに大発生したケナガコナダニが畳の表面、食器棚の表面をおおってしまう状態になる事があります。
コナダニによる被害、症状
コナダニは人を刺すことは無く、食品と一緒に食べてしまっても害はありません。
ただコナダニが大量発生した後に、コナダニをエサとしているツメダニが増えて、ツメダニに刺される被害が起こる事があります。
ダニの種類:イエダニ
イエダニの特長

イエダニは、ネズミに寄生する吸血性のダニで、ツメダニなどに比べるとかなり大きく肉眼でも確認する事ができます。
イエダニは血を吸っていない時は灰白色をしていますが、血を吸うと丸くふくらみ赤黒くなります。
イエダニは、通常ネズミに寄生してネズミの血を吸って生きていますが、ネズミが巣を捨てたり死んだりして血を吸う相手がいなくなると、人の血を吸う事があります。
イエダニによる被害、症状
イエダニは、血を吸うダニである事から、皮膚の露出部分であればどのような箇所でも刺されますが、皮膚の柔らかい腹部や太ももから吸われる事が多い様です。
イエダニに刺されると直ぐに痒くなり、イエダニに刺された箇所は赤くただれてかゆみが続く症状が出て、跡が残ります。
ダニの種類:顔ダニ(ニキビダニ)
顔ダニ(ニキビダニ)の特長

顔ダニ(ニキビダニ)は、成人の約98%に寄生しているダニの一種で、大型の「デモデクス・フォリキュロラム」、小型の「デモデクス・プレビス」の2種類があります。
大型の「デモデクス・フォリキュロラム」は毛根に、小型の「デモデクス・プレビス」は皮脂腺に主に寄生しているダニです。
顔ダニ(ニキビダニ)は、毛根や皮脂腺のある箇所ならどこでも棲みつく可能性がありますが、特に皮脂の分泌の盛んなTゾーン(額、鼻、口)で顔ダニ(ニキビダニ)が繁殖しやすい傾向があります。
顔ダニ(ニキビダニ)による被害、症状
顔ダニ(ニキビダニ)は、普段は余分な皮脂などを食べてくれて皮脂調節の役割もしてくれますが、1平方cmあたりに見つかる顔ダニ(ニキビダニ)の数が15匹以上になると、逆に顔ダニ(ニキビダニ)がお肌のトラブルの原因となる事があります。
具体的な症状としては、皮脂腺部分で炎症を起こしたり、肌のキメが荒くなったりする事があります。
また、毛根周囲の炎症や毛根部の栄養が吸い取られる事による抜け毛などの症状の原因となる事があります。
これまでにステロイド剤を多量に使われている方は、免疫力が低下している事が多いので、顔ダニ(ニキビダニ)が活発化しやすい傾向があります。
また、クレンジングクリームで拭き取るだけで洗顔をされない方も、顔ダニ(ニキビダニ)の食べ物を多く残す事になり、顔ダニ(ニキビダニ)が繁殖しやすくなる原因となる場合があります。
顔ダニ(ニキビダニ)が必要以上に増えない様に、お顔を洗顔して皮膚を清潔に保ち、顔ダニ(ニキビダニ)の食べ物となる余分な皮脂をなるべくお肌に残さないようにしましょう。
ダニの種類:ヒゼンダニ
ヒゼンダニの特長

ヒゼンダニは体長が約0.4mm程度の円盤状の形をしているダニです。
ヒゼンダニは、老人介護施設などで発生する事がある「疥癬(かいせん)」の原因となっているダニです。
ヒゼンダニによる被害、症状
ヒゼンダニに寄生されると、疥癬(かいせん)になります。 疥癬(かいせん)は強いかゆみがでる症状が特徴で、接触により人から人へと感染するので注意が必要です。
ヒゼンダニが皮膚に掘った横穴の事を「疥癬(かいせん)トンネル」といい、疥癬(かいせん)に見られる特有な症状です。
疥癬(かいせん)と分かった場合は、疥癬(かいせん)になった本人だけではなく、家族や接触した人も含めた対処が必要となります。
ダニの種類:ツツガムシ
ツツガムシの特長

ツツガムシは、野山や河川敷などの屋外に生息しているダニです。
ツツガムシは、幼虫期に野ネズミなどの動物に寄生して、リケッチアという病原を媒介します。
ツツガムシは、特に高知県でツツガムシ病の原因として知られているダニです。
ツツガムシによる被害、症状
ツツガムシに刺されると、7〜10日ほど経過してから激しい頭痛、悪寒などとともに高温の発熱を伴う症状が出ます。
発熱から2〜5日たつと、全身に不規則な紅斑性、丘疹性の発疹が出ます。
ツツガムシに刺されない為には、野山や河川敷などに入らない事が基本ですが、やむを得ない場合は、長袖の上着、長ズボン、長靴、手袋などをして肌の露出を避け、ツツガムシに刺されないようにしましょう。